刑事達の挽歌


第一話 「ジャージよ 永遠なれ」
張り込み中のジャージ
紙袋を持って松さん登場
松さん 「様子はどうだ?」
ジャージ 「松さん!もう待ちきれませんよ!」
松さん 「まぁ、待て」
犯人出てくる
ジャージ、アンパンを食べている
犯人、刑事二人に気づく
犯人逃げる
ジャージ、松さん追いかける
松さん遅れる
松さん 「ジャージ!後は頼んだぞ・・・」
ジャージ、犯人を追いかける
ジャージ、転ぶ
拳銃がジャージの手から飛んでいく
犯人、銃を拾う
犯人、ジャージを撃つ
松さん追いつく
松さん、ジャージをかかえる
松さん「ジャージ!」
画面空へ

第二話 「アーミー刑事登場」
部屋

松さん 「くそっ!こまが一人減ってしまったか・・・」
松さん机を叩く
チャイムの音
網野 「警視庁から派遣されてきました」
松さん 「お前、名前は?」
網野 「網野健三です」
松さん 「網野・・・」
松さん立ち上がり、何も言わず迷彩服を渡す
網野 「何ですか、これは?」
松さん 「つべこべ言わず着ろ!」
松さん網野を殴る
網野倒れる
網野 「な、なにするんですか!?」
松さん 「いいか、今日からお前はアーミー刑事だ!」

犯人宅前

松さん 「俺が追い込むからお前が逮捕しろ! 抵抗すれば射殺してもかまわん!」
犯人出てくる
松さん、追いかける
松さん 「お前はそっちから追い込みをかけろ」
二手に分かれる刑事達
襟の無線で話す
松さん 「アーミー、そっちに行ったぞ」
無線(アーミー) 「う、うわー!」
銃声が響く
松さん 「アーミー!」
松さん、現場へ急行する
アーミー倒れている
抱きかかえるが、死んでいる
松さん 「アーミー2等兵に敬礼!」
松さん敬礼
第三話 「寒梅刑事 出張」
部屋

寒梅 「麻薬捜査の応援にきました。寒梅と呼んでください」
松さん 「わかった寒梅刑事。早速だがこれからガサ入れがある。いくぞ。」
寒梅 「俺ちょっと遅れていきます」
松さん 「何だ?」
寒梅 「仕事の前は一杯やらないと…」
酒ビンを突き出す
松さん 「飲みすぎるなよ。アル中刑事」
松さん退出

廊下

松さん扉から出てくる
寒梅 「どうでした?松さん」
松さん 「だめだ、何もでなかった。どうやらガセネタだったようだ。明日もがさ入れがある。おくれるなよ」
寒梅 「わかりました」

別の扉の前

寒梅 「どうでした?松さん」
松さん 「また遅刻か、良い御身分だな、ヤク中刑事」
寒梅 「寒梅っすよ!で、どうだったんですか?」
松さん 「ここのガサ入れはお前にしか話していない。それが駄目と言うことは…」
寒梅逃げようとする。
松さん、捕まえて殴る
松さん「やっぱりお前か!」
松さん銃を向ける
寒梅 「捜査俺が情報を流した」
松さん 「何故だ、何故そんな馬鹿なことをした!」
寒梅 「はじめは酒場で酒をおごってもらう程度だった。それが毎年年賀状がくるようになり、誕生日に贈り物をもらうようになり、いつのまにかがさ入れの情報を流して金を貰うようになっていた…」
松さん 「貴様、刑事の誇りを忘れたのか!」
寒梅 「刑事の安月給じゃ、越乃寒梅は飲めないんだよ。そのために俺は刑事の誇りまで失ってしまったんだ」
松さん 「…自首しろ、寒梅・俺は仲間に手錠をはめたくはない」
寒梅 「わかりました。でも1日だけ時間をください」
松さん 「…わかった」
松さん部屋を出て行く

部屋

松さん 「寒梅。入るぞ」
松さん部屋に入ってくる
寒梅切腹している
机の上には遺書
松さん寒梅に駆け寄る
松さん 「寒梅!」

第四話 「ジャージ再び」
松さん、飲んだくれている
電話がかかってくる
松さん 「俺はもう止めたんだ!」
電話を切る
又、酒をのみはじめる
ドアが開きNewジャージが立っている
松さん 「ふっ、どうやら酔っ払っちまったようだ。ジャージが見える」
Nジャージ 「何言ってんだよ、松さん!俺の知ってるあの正義に燃えた、
熱い心を持った松さんは何処へ行ったんだよ!」
松さん、酒をあおる
松さん 「そんな奴はとっくに死んじまったんだよ・・・」
ジャージ、松さんを殴る
ジャージ 「奴が、奴が又現れたんだよ!」
松さん 「お前のパンチで目が覚めたよ」
ジャージ 「松さん・・・」
松さん 「よし行くぞ!」

犯人宅前

犯人、出てくる
犯人刑事達に気づく
犯人逃げる。刑事達追う

河原

犯人追いつめられる
刑事達銃を構える
松さん 「ジャージ、こいつに権利を読んでやれ」
ジャージ 「お前には痛がる権利がある。お前には撃たれる権利もある。そして、お前には川に落ちる権利もある」
犯人 「俺が何したって言うんだよ。やめてくれ」
二人で犯人を蜂の巣にする
夕日に向かって歩いていくジャージと松さん

部屋

松さんとジャージ酒盛りをしている
松さん 「お前のパンチでまだ奥歯がいてえや、少しは手加減しろや」
二人で大笑い
松さんジャージを見る
ジャージだけを残してジャージは消えている
松さんジャージをつかむ
松さん 「ジャージー!!」